レイ・イージスの躍進
銀行での説明会でも一部を説明していますが、レイ・イージスでは、創業当初から作業の効率化を図るために以下のようなことを行っていました。
使用しているオープンソース、商用の診断ソフトへの自動化プラグインを独自開発し、診断時間の短縮を実現
独自のAIを使った脆弱性探索エンジンを使うことで、診断員の手を煩わすことなく網羅的な診断を実現
ファジング技術などを取り入れた侵入手法を自動生成させるためのAIエンジンを使うことによって、人手では困難な侵入を短時間で実現
世界中に配置したハニーポットから収集した最新の攻撃手法やダークウェブで得られた情報の各種ツールへの反映
このようなツールの独自開発や診断員の豊富な高い経験と技術レベルもあって、従来のベンダーたちが見つけられなかったセキュリティホールを次々と発見し、この銀行でのシステムの脆弱性の克服に大いに貢献し、翌年度以降も指定ベンダーとしてお付き合いいただけるようになりました。
そのころ、他の銀行ではATMから大量の現金がハッカー集団によって引き出されるなどの事故が相次いでいました。銀行協会の会長を兼ねていたこのCISOの紹介で他の銀行にも紹介され、レイ・イージスは銀行、政府機関などでの実績を増やし、順調に成長の道を歩み始めたのです。
2015年には米国や欧州などへの海外進出を果たし、欧米のメガバンクとの契約を次々と締結し、ついに2019年10月に日本進出を果たしました。
日本での診断実績も2020年の春から1年で50件以上をこなし、多くのお客様先で、
「今まで気づかなかった脆弱性をたった数日で発見してくれた」
「今までの半分以下の時間と費用で、網羅的に正確な診断をしてくれた」
「侵入あれることなどありえないと思っていたシステムに簡単に侵入してマルウェアを埋め込むことを見せられて、見逃していた脆弱点の修正が出来た」
などと多くの感謝の声が寄せられています。